未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 2月 16, 2010

危険な状態にある先進国経済

ギリシア、スペイン、アイルランド、ポルトガル、スペインの先にある財政破綻懸念の本丸はイギリスです。よって、経済規模が小さいながらユーロ加盟国 ギリシアの財政問題は何としても解決の目処をたてたいところですが、そのギリシアがデリバティブを手がけていたことで問題となっています。そうやら利益を得たとの報道ですが、調査しないことには事実はわかりません。

 フィナンシャル・タイムスは 日本の財政問題は国のバランスシート上 問題なく 騒ぎすぎと記事にしています。 債券>債務で およそ 500兆円の実債務であると分析していますが、自国におよびそうな財政危機を避けるためにも日本にエールをおくっておきたいところでしょうか。

 経済規模が大きい先進国で破綻懸念からいくと スペイン>イギリス>フランス>アメリカ>日本の順序のようです。

それを防ぐには、当面 中央銀行による国債の買い入れしかないところでしょうか。