未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 1月 27, 2011

S&Pによる日本国債の格下げ

 ロンドン市場時間 S&Pによる日本国債の格下げ(AAからAAマイナス)が発表されサプライズで83円までもどしましたが、このところ81円90銭から83円70銭でのレンジ相場で まだそのレンジ内を動いているにすぎません。 ただし、83円70銭をぬけると84円80銭まではいきそうです。
 現在 緊縮予算を組んでいる政府へ、来期予算で新たな国債発行による財源確保を催促しているのだとすると納得ですが、今回の国債引き下げがドル円へは中期的影響は少なそうです。
 
 また、ユーロ円は113円985銭と114円台をうかがいそうな気配ですが、ユーロは買われすぎのサインがでてきそうです。ユーロドルも1.7566と買われすぎのサインがでそうです。