未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 6月 05, 2007

中国のグローバル化戦略について

  先週 米国にて中国人ビジネス・マン夫妻と食事をする機会がありました。 北京の外資系会社に勤務する 比較的裕福な 部類に属する ビジネス・マンですが、国の政策により自分も一人っ子、奥様も一人っ子 また 自分たちの子供も一人っ子 です。
 すでに外貨保有高 世界一については知らない様子ですが、自国の高度成長については自信満々で10年以内に世界一のGDP国になるかの質問にもYESでした。

英語についての質問をしたところ 1) 国が強力に英語コミニケーション力を推進していること 2)大学に授業では英語のみでの授業があること グローバルな世界では当然という顔をしていました。

これで 日本はだいじょうぶでしょうか、「日本語の方が大事とか」、「小学校で英語を話す先生がいないとか」、これではすでに勝負は決まったかに見えてしまいます。 
 米国・欧州諸国と対等にグローバル化を目指す中国、フランス・米国を自国から追い出し自信にあふれ活性化していくベトナム、そして敗戦後一貫して無言で米国の属国であり続ける日本、客観的に自国のあり方について問い直してしまいます。