未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

月曜日, 6月 04, 2007

バオベト保険IPO結果

ベトナム株 今年最大といわれている バオベト保険の入札結果が公開されました。
最低落札価格67,800ドン 、最高落札価格 250,000ドン 、また 平均落札価格 73,910ドンという結果で落ち着きました。 応募総数 20,368組 落札者数 3,741組  総落札株数の内 海外投資家が占める割合は 22.9%でした。 PERからみると45,000-60,000ドンとみる海外機関投資家もいたようで 一番多かった入札価格は 一位 45,000ドンの890万1,900株、2位 60,000ドンの813万8,900株、3位 58,000ドンの725万1,800株でいずれも落札できなかったことになります。 
 筆者は 適正PERより 53,000ドン と 証券会社と会話の上 81,000ドンで 入札しましたが、81,000ドンは入札できた結果となりました。
 高額落札は別として 全体に高すぎず、安くもなく 今後の業績期待の落札結果というところでしょうか。  保険業は海外参入企業との競争で厳しいでしょうが、損保業は収益面で期待ができます。
このようなブルーチップ銘柄は現地情報を得ることにより必ず参加することと、必ず落札するには どのような戦略を立てるかが重要になります。