未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 4月 29, 2008

つかのまの市況回復?

 アメリカの強いドル宣言やインフレ懸念によるFRBの政策金利の4月での打ち止め観測 など 市況は 多少のドル高円安、東京株式市場も戻り高値をためしています。
 原油、石炭などの資源高、小麦、米などの商品高 と インフレ懸念はほんものとなりつつあるようです。 しかしながら、日本でも証券会社で損失を発表したように 、本家 欧米の金融不安が解消したわけではありません。 今後の懸念は、クレジット市場の信用不安、商業施設不動産の下落による損失があります。 FRBは全ての持ち手を発揮して金融機関の流動性を確保・保全していますので、巨額の損失に対しても投資家の心理に危機感がやわらいでいるといったところでしょうか。
 本日4/29 FRBは政策決定を行う予定です。