未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 7月 23, 2008

余り報じられない金融恐慌の実態

 米国発 金融恐慌は何としてでも阻止したいのですが、先週の地方銀行で取り付け騒ぎが置き大統領が声明をだすというのは 金融危機を通り越していると思うのですが、日本のマスコミは比較的静かにしているようです。 バブル崩壊後の不良債権処理には税金投入しかないと経験している日本ですから、冷静なのかもしれません。
 不動産も最終局面では投売りが続きますので 当面 金融危機状態は改善することはなくても 定期的におとずれるもので 今は 現金で保有するのが賢そうです。
 アメリカ当局は 3月以降 民間金融機関への間接的保証による救済、マーケットへの規制、ドル安回避への口先介入など なんでもありありの状態で 90年代の日本でPKOをやったり、Too Big To Fail といってたり して 最後に税金投入したのを覚えています。
 民主党政権が誕生するのが2009年1月だとすると 来年は 国内産業保護政策、ドル安政策、ハイテク産業推進など いろいろ変化がありそうです。 一部の日本企業は 2009年 1ドル=90円 を想定していると記事もありました。