未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 6月 10, 2008

アジア株総崩れ

 上海株指数は、本日 3000ポイント割れ寸前で 先週末 7.7%下落しました。香港ハンセン指数4.2%、台湾 2.5%、日経1.1%と総崩れとなりました。 それぞれ要因がありますが 世界的なインフレが当面 金利引き上げ予想いよる 株式から資金引き上げがあげられます。
 一方、アメリカ通貨当局は 利下げ・利上げとも できないが、ドル安を食い止めたく 口先介入をおこなった模様です。 一般にアメリカ通貨当局は 為替介入は行わない主義ですが、実際に行ったら ドルの供給はドル安を連想させ一時的な効果はあれど ドル安は止まらずという見方をしています。
 現在 ヨーロッパ株式市場もの下落しており 本日のN.Y.市場は注目されるところです。世界同時株安と原油・商品への資金逃避がおこれば、大阪開催のG8は さながら スタグフレーション回避の会議とならざるえないでしょう。