未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 8月 14, 2008

世界的な景気後退はクローバリゼーションへ影響する?

日本の景気上昇は すでに2007年で終わっていたというのは、昨日8/13の4-6月期のGDPのマイナス2.4%で実感したわけです。 お金は瞬時に駆け回るので 通貨面では、資源国通貨売り・円買いが起きています。景気後退局面では相対的にリスクが少ない、つまり、金利が低い通貨で保有するのがいいようです。
 一方、景気後退局面では人の動きは相対的に減少するようですが、特に 原油価格高騰による 燃料サーチャージの高騰は 人の移動を抑制するようです。N.Y.-成田 間 40,000-50,000円、ベトナム-成田 間 で 20,000円 など ビジネスでの移動はあっても 観光など個人的な移動はすでに減少しているようです。
 結果 インフレに困る新興国の石油需要の減少、経済活動の一時的減少、欧米の消費活動の減少、経済活動の停滞により 「ももの見方」を変える必要があります。
 「グローバル・マネタリゼーション」(お金が世界中を瞬時に自由に動き回ることで筆者の造語)は加速することはあっても、人の移動が減少し 航空業界「冬の時代」が来てしまいました。