未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

日曜日, 11月 09, 2008

広州だより

 本日11/9(日)まで 広州にいましたので 様子をお伝えします。
・ まず、景気動向ですが アメリカ、欧州、また 今後の日本と比較したら 一桁になったとはいえプラス成長で 街中は明るいです。 地元の人によると不動産は買い控えがおきているため ひところより10-20%下がって取引されているとのことです。 

・昨日は シンセンのバオアン地区で 警察署が群集に取り囲まれ 道路で暴動になったニュースに驚きました。 テレビのニュースでも映像が流れ、地区の長が火消しにコメントするということがありました。 ことは、無免許のバイク・タクシーの若者が (警察ではなく)地区の監視人の検問をふりきったため 監視人がトランシーバーを投げつけたところ ドライバーに当たって バイクから投げ出され死んでしまったという事件でした。 家族が怒って警察へ行き 60万元を要求 20万元の支払いを受けたのですが、200人の群集が警察を取り囲み 騒ぎになり 野次馬 2000人に膨れ上がり パトカーは破壊されてしまったという事件です。(暴動の後 60万元支払われたようです)
 背景には 輸出産業が主の シンセン地区では 解雇、賃金不払いなどで 労働者(手稼ぎ労働者)の不満が高まっており 不満に火がついてしまったようです。
 広州東駅には シンセンからの列車が着きますが 今日は日曜ということもあり、改札を次から次に若者がでてきていました。
 一方 出稼ぎの乙女(10代の少女)が故郷行きの切符を買ってくれと手持ちのお金を握って、近寄ってきましたが どこ行きかはわかりませんでした。(言葉がわからないのですが そんな感じでした)
 また 続編を書きます。