未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 12月 31, 2008

2008年の世界の株式相場ワースト10

 2008年の株式相場 インデックスで見ると ワースト10は次のようになります。(12/25付 日経べりタスより)
   アイスランド -94.50%
ブルガリア  -79.71%
ウクライナ  -74.51%
ドバイ    -73.25%
ロシア    -71.36%
ルーマニア -70.47%
セルビア   -70.12%
スロベニア -68.63%
ベトナム   -67.40%
ギリシア   -66.73%

東欧諸国が多い中、ベトナムがワースト7位にはいっています。ベトナム当局は 先週 ドンの切り下げを行いました。ドルとペッグしているため輸出振興策の一環と考えられます。
 アイスランドはいうまでもなく国家存亡の危機でIMFの融資を受けます。また、ドバイは砂上の楼閣ともいうべきでしょうか、砂漠のオアシスとしてアラブ諸国がサポートしないと破産の危険性があります。
 欧州の銀行は多くが国家の管理体制の中にはいっていますが、今後とも東欧諸国への融資がこげつくわけでから 納得できることです。