未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 12月 30, 2008

ベトインバンク(ICB)

 先週 ベトナムでは久々に銀行株の入札が実施されました。 20000ドンの最低入札価格に下記の結果でした。(資料提供 SSI証券)
ベトインバンク(額面10000VND)
 最高落札価格: 45,000VND
 最低落札価格: 20,000VND
 平均落札価格: 20,265VND
 落札者数: 12,946名
 落札株数: 53,600,000株

20000ドンでも PER20倍前後と 市場相場だと16000ドンといたところですが、45000ドンの落札者がいるのは驚きです。今回海外機関投資、海外個人投資家ではなく ベトナムの機関投資家、個人投資家に人気があったようで、ひところの日本人個人投資家の入札者は少ないようです。
 ちなみに筆者は 2000株を落札しました。 10年以上の長期保有が目的でこの2-3年下げても、5年後上げても保有し続ける予定です。 ただし、まだ公開の目処はたっていませんので流動化するのは先のことのようです。