未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 1月 14, 2009

ドル円 急激な円高にはならない理由

 89円-90円 レンジで動いているドル円ですが、市場関係者が予想するほど円高ドル安に進みません。 ダウが下がったら ドル安だったのでが いままでの傾向ですが、貿易収支が影響してドル円 均衡を保っています。
 つまり、景気後退とともに アメリカは 輸出入ともに減少 特に 貿易赤字の額が減っています。一方 日本は 輸出入とも減っていますが 輸出の減少が大きく 両国の貿易収支が ドル円の均衡を保っているわけです。
 年初からの動きを見ていると 当面は 緩やかなドル安円高はありそうですが、87円まで円高になったら 戻しそうです。 
今後は 95円前後のドル高円安と82円台のドル安円高で 動きそうです。