未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 1月 20, 2009

ウクライナ ドネスクの市民

 年初よりロシアからの天然ガス供給を止められているウクライナですが、1/20 価格を上げて両国調印の予定のようです。 ロシアとしては 西欧寄りへ走る ウクライナをロシアの影響下に留めたいという力づくの資源外交の成果を国内にアナウンスするでしょう。
 しかしながら、ウクライナの工業都市 ドネスクでは ガスが使えないため、石炭で暖をとる方法を多くの市民がとっています。 ウクライナ経済も危機に瀕しているので、EU圏に入ってユーロ経済圏を目指したいところなのですが、ロシアからの待った にどう対応するかが課題となってきました。

 東欧は 失業問題、通貨危機、不良債務など 今や 欧州の銀行からすると ”火薬庫”となっています。 なお、ウクライナはアイスランドについで昨年の株価が下落した ワースト2の国で、外貨準備も少なく このまま破綻の危険性すらあります。 つまり、西欧銀行からの融資に対して債務不履行がされる可能性があります。