未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 1月 22, 2009

急激な円高と戻し円安

 昨夜のニューヨーク・マーケット 90円17銭から一気に87円12銭までのドル安円高が起きましたが、今朝 89.56銭まで戻し 本日 1/22は何事もなかったように落ち着いています。
 一説には 90円でオプションのドル売りがいっせいに設定されていたためとのことですが、その後 ドル買いがほとんどなく 一気に 87円台にドルは急落しました。
 本日 発表された貿易収支ですが、貿易黒字 2008年 2.1兆円 と昨年対比 80%減となりました。 アメリカ、EU向けの輸出減と原油価格の高騰がその要因ですが、さらなる輸出減 は続きますが、原油安からくる輸入金額の減少も働きますので 1,2月の貿易収支に要注目です。
 基本的に 為替相場に 貿易収支の影響が働くのは 6ケ月後くらいになります。
87円12銭を割れるのがいつかが注目ですが 82円くらいで止まる可能性もあります。
 基軸通貨としてのドルは比較的 強く 当初いわれたよ うなドル安は 円以外では まだ 見られません。