未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 2月 17, 2009

変化する価値観

 GDPの速報も予定通り 13%を切るような発表となり、今後 確定値で調整するのでしょうが。 一般には、昨日 2/17 その数値に大騒ぎになたようです。
日本のGDPはこの十年 500兆円強で変わらないのですが、輸出比率は 11%(1997年)から16%(2007年)に上がっています。結局、日本経済は 外需だのみで救われたとうことです。 輸出比率の国別内訳を見ますと、アメリカ 22% 、中国 17%、EU 16%、ASEAN 14%となっています。 アメリカ、EUが回復する見込みがない中、中国という期待もあるようですが 日本からの中国への輸出は 中国が輸出するための部品、部材も多いため 自動車、エレクトロニクスなどの輸出産業は 抜本的な構造改革が必要です。
 大企業にいたっては その肥大化した生産設備の廃棄、人件費の大幅な見直しを含めた ものとなります。 やはり 付加価値をもった企業が生き残りますが、日本には技術力をもった企業があるのが強みでもあります。ロシアが資源外交で近寄ってきているのもこの技術力にあります。
 マーケットの価値観も変化しているため、本当に価値あるもののみにお金を払うというのが 消費者心理でいずれ生き方そのものが変化していくでしょう。