機能していない資本市場
企業の資金調達は、直接金融のひとつである社債の発行がその有効手段ですが、昨年12月初旬に製造業で実施した後は、電力会社にとどまっています。 つまり、引き受け手(機関投資家)がいないわけです。 昨年11月以降 大企業の中でも優良企業を中心に 銀行借り入れで手元流動性を確保しましたが、今後 一部の企業では個人を対象にした社債の発行が行われます。
一方 中小企業は公的機関からの借入れを行う、信用保証枠を拡げるなど資金繰りに苦労するばかりです。 先日 日本の伝統あるアパレル・メーカーが破産宣告されましたが、大手企業、金融機関は救済されても、一般中堅企業は自らサバイバルするしかありません。
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