未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 2月 13, 2009

マクドナルドが価格戦略の見直し

 一般消費市場も 消費者の財布の紐は固く締めはじめてきたため、小売各社は 価格戦略の見直しに入り始めています。
 まず、マクドナルドは 通常 120円のポーク・バーガーを100円に値下げし 消費者の動向を見ようとしています。 また、回転すしの大手 あきんどずし は期間限定で 100円を90円に値下げします。

 このような値下げ傾向は デフレ経済の特徴で、日本はバブル崩壊後のデフレ経済ですでに経験済みのことです。 今回は前回より深刻です。今後 企業は液晶テレビなどのエレクトロニクス家電では、在庫一掃セールなど積み重なる在庫を掃いていく戦略をとらざるえなくなってくるでしょう。

 ハンバーガーだとマクドナルド、コンビニだとセブン・イレブン、スーパーだとイトーヨーカードなどリーダー企業が取る戦略に2番手企業は追随、3番手の企業は付加価値戦略をとるのが一般的でしたが、
今回はサバイバルをかけた競争となりそうです。 一昔前だと"共存共生"が日本社会の基本でしたが、その言葉も忘れ去られてしまったようです。