未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 6月 02, 2009

商品相場(原油価格の上昇)

3/28のコメントで 原油価格の上昇について 下記の通り予想していますが、直近 6/1 68.68ドルまで上昇してきました。

 「現在のターゲットは69ドル60セント付近にあり、そこまで上昇しなければ再下落 40ドル-60ドル台で推移しそうです。ただし、そこを抜けるようですと次のターゲット 92ドル70セントが見えてきます。」(3/28ブログ)

N.Y.ダウも8721ドルと上昇基調で、原油価格 69ドル60セントを抜けるかどうか 注目です。 現在、日本でも原油価格の上昇にあわせて ガソリン価格が上昇しています。 7/1からの燃料サーチャージの無料が決定していますが、原油が高値で張り付くとまた10/1より再開となってしまいます。海外旅行を考えている方々は夏休みまでに行っていた方がよろしいかもしれません。
 一般に考えられるのは 商品相場の一本調子の上昇はないだろうということですが、長期金利の上昇(アメリカ国債 3.715%)を見る限りはインフレ懸念 が 予想よりも早いスピードでもたげてくるものであります。