未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 3月 09, 2010

ギリシア ゼネスト前倒し

 ギリシアでは当初3/16に予定していたゼネストが3/11に実施されることとなりました。 緊縮財政と増税に反対するゼネストですが、昨年発足した政権が持つかどうかのせめぎあいとなる様相です。労働者の1/4ほどが参加するゼネストは、マヒさせますし国家が国家として機能しなくなり、ますます国の信用をなくします。ただし、これは金融市場においての話であり、国民生活は表向き耐乏生活状態ということです。
 3/11のユーロ市場は変動が激しいものになるか、静かに過ぎるか注目しなくてはなりません。
 (3/9 21:40現在 ユーロドル=1.3560前後、ユーロ円=121.70円)