未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 6月 26, 2007

何故インフレにはならいのですか?

日本においては現在、過剰流動性でも、つまり、通貨供給量が増え続けても 都市部の不動産、一部上場株式、外債購入へ流れ、一方、企業の収益性は年々向上するも、このところ極端な賃金上昇はみられませんし、今後もないと予想されます。また、原油などの資源価格上昇に伴う製品価格への転嫁はまだ本格化していないようです。

 おそらく デフレ脱却宣言はされないまま 低成長ながら景気回復基調が続き あの時がデフレ脱却の年であったと言われるかもしれません。 90年代から2000年初頭にかけては失われた10年ともいわれましたが、一方、デフレ経済の中 主に中国からの輸入品による生活必需品の低下価格化は庶民の支持とともに 今後とも続くものと予想されます。
  外食時に じっくり見てみると値上げはないものの、従来より量が減少したりしていることに気がつきます。