未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 7月 27, 2007

東京市場で個人投資家 円売り

本日 7/27 早朝 ウェリントン市場で118円2銭に急進した後、東京市場では円売りドル買いにより119円6銭から9銭で引け、ロンドン市場、N.Y.市場 119円前後で推移しています。
  東京市場では 個人投資家 および 投資信託による円売りが円を押し戻したと言われています。今回の円高は当初 NY株式市場の急落に伴いドル売りから始まり、7/26さらにサブプライムローン問題が表面化してNY株式市場がさらに急落すると、ヘッジファンドによる利益確保狙いから円買いドル売りを仕掛けたものと推測されます。
 NY株式市場しだいでは来週にかけてさらなる円高が生じる可能性が高いものと思われます。株式投資においては、信用リスク懸念が拡大すると世界的な株式調整局面となる可能性があります。

 なお、ベトナム株式市場 VN-Indexは3日連続の下落で 7/26 940.36ポイントで引けました。チャートを分析するとさらなる下落が予想されます。売りが売りを呼ぶ展開となるのか、それとも 海外投資家の買いがいつはいるのかが注目されます。

このような局面では当面 ベトナム株は様子見とし、円ドル為替相場に注目してみてはいかがでしょう。