未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 9月 06, 2008

107円75銭まで円安となったN.Y.市場

 昨晩 106円30銭で始まったN.Y.市場でしたが 終値は107円75銭のドル高円安まで戻しました。これは週末で利益確定のドル買い円売りがその要因で、週明けはドル安円高で始まるものと予想されます。 円高のトレンドは変わらず このところの高金利通貨の売り、円買いに加え、円キャリー取引の解消が加われば 円は急騰することも見据えておく必用があります。
 また、FRBが本格的な景気後退懸念を食い止めるために利下げを検討するのではという噂がマーケットにありますが、1$=100円を割る急激なドル安があるようだと日米欧の為替介入もありえます。世界的な景気後退がもたらす 原油価格の下落は FRBの利下げを実施するタイミングとしてはいいかもしれません。