未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 9月 05, 2008

急激な円高は何故?

 日本時間 早朝7時前後 (New York 夕方) 107円23銭から105円69銭まで急落しましたが、New Yorkマーケットで日本時間9時30分前後 106円33銭から急落 105円53銭の円高をつけました。
 早朝の急落は ファンドの解散の噂がドル安を招いたようですが、今夜の急落は失業率の上昇が予想よりも高く 景気後退懸念が急落を招きました。
 早朝の急落は 機関投資家、ファンドも予想しなかったようで 107円20銭が抵抗線でしたがあっさりと破られてしまいました。 結局 中・長期のドル買い・円売りの損失覚悟の解消が急落を招いたとうのが真相のようです。
 個人投資家はどうなだったのでしょうか、損失をこうむった方が多いのではないかと思います。 このところボックス圏を下抜けし、値幅の動きが烈しいのが特徴です。
 今後 103円台までのドル安円高が予想されますので、当面 ドル買い円売りはやめておいたほうがよさそうです。