未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 1月 30, 2009

禁じ手に踏み込むFRB

FRBははっきりとコメントはしなかったものの、国債の買い入れいんついて否定しませんでした。 巨額の財政投入をすすものの、アメリカ国債の買手は かぎられてきています。アラブ諸国は 原油安、通貨安などでそれどころではなく、また、最大の買手であった中国も慎重です。日本は 貿易黒字から貿易赤字国への転落を目の前に、外貨準備の蓄えを放出すべく おつきあいしそうです。
 最後の買手は 国家ということになりますが、これを継続していきますと 中長期的には 通貨の減衰を意味します。
 現在 ドルの備蓄に励む 金融機関、グローバル企業ですが、ドルの調達が極端にできないため 世界的にドル不足となっており 円以外に対して総じてドル高となっています。

FRB、アメリカ当局は 日本のバブル崩壊後の 金融政策を踏襲するかのごとく デフレ政策に進みだしています。