未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 2月 06, 2009

円建て分配確保型ファンド

 シュロッダー証券投資顧問が 販売している「円建て分配確保型ファンド」を紹介します。 予定では1年後 10%(予定、税引き前)の分配金、2,3年後 毎四半期 年率 0.5%(予定、税引き前) の分配金がもらえる予定のファウンドです。
 仕組みは 円100万円以上10万円単位で購入し、米ドル、ユーロ、豪ドルへ投資します。つまり、円で購入 外貨売りです。 ただし、為替が償還水準レベルから一度でも-40%を割れると 早期償還となり損失が発生します。つまり、早期償還時の為替レートで円に交換され 元金が返却されます。

 セリング・トークは、1$=90円前後から -40% 54円にはならないでしょう、1ユーロ=115円から69円にはならいでしょう のようです。 しかしながら、その可能性がないとは誰もいえないわけで、可能性があるためこのような商品が設定されているのだと 筆者は考えます。

 高い利率にのみ 注目して 購入するのは危険かもしれません。