未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 9月 16, 2009

世界的なドル安

 アメリカの政策的なことが影響しているようですが、ドル安傾向が続いています。ユーロドルは今年の底値1.24562から直近1.47145までドル安です。すでに15%ほどドル安となっていますが、ドル円は101.45から90.128 と 11% のドル安です。 ドル円は90円台の攻防はあるでしょうが、抜けて88円まではいきそうです。
 しかしながら、資源国などへ流れているドルはリバトリエーションで逆流すると急激にドル高になるので要注意です。
 気になるのは8月末より 長期ですがターゲット55円のデリバティブや10/24 ターゲット 80円のデリバティブが設定されているのでファンド勢が仕掛けてときに 民主党政権がどう対応するか試されそうです。