未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 3月 18, 2010

ギリシア問題は通貨戦争の材料となった

 ダウジョーンズ社のギリシアIMF支援要請のニュースで、東京、ロンドン市場 のきなみ ユーロ安の展開になっていますがユーロドルは直近の1.38182がユーロ高値になりそうです。(ユーロ円は125.076)
 GSのコメントではユーロドル1.5を目指すというニュースに個人投資家がユーロを買っていますが、しょせんカンパニー・アナウンスなので注意しなくてはいけません。
 ユーロドルは過去0.8のユーロ安がありますので、ユーロはバブルであったことを念頭に置いておく必用があります。 この先上下動を繰り返しながら1ユーロ1ドルを目指していますので、ユーロ買いは短期以外注意が必要です。また、外債という観点ではユーロのソブリン債はいったん売却しておくのもいいかもしれません。