未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 3月 19, 2010

ギリシア問題はポルトガルへ

 ポルトガルの国債消化も今後火種にたってきそうです。ロイター(ピーター・ワトキンス)のニュースによりますと、ポルトガル政府はIMFと財政削減についての討議はしていないと声明をだしています。IMFとしては、ギリシア、ポルトガルなどの「地中海クラブ」の国々の支援する用意があると考えてそれぞれの国々と討議をしているという話がでてきています。
 3/19 ニューヨーク発のニュースで 今春よりIMFがギリシアの支援に乗り出すであろうということに加え、ポルトガルもそのメニューにのったということです。 これらの国々の財政はバカラに喩えられており、IMFからの支援を受けるか、ユーロ内で支援を受けるかの瀬戸際まできていることをものがったています。
 このニュースがきっかけとなり ユーロドルは 1.364をわりユーロ安ドル高 1.36割れがせまっています。(日本時間3/19 0:15)