未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 4月 06, 2010

長期金利とドルの動向

 4/6 10年もの国債 つまり長期金利が4.0%を越えたことで警戒感ででていますが、ドルはユーロに対して上昇、円に対しては下落しました。 一般に 金利上昇でいっそうの円安との論調でしたが、95.10銭にレジスタンスがあり、当面、94円787銭がドル円の高値です。先週 ファンド勢は88円ターゲットのドル・ショートをいれていますので、93円50銭を割れれば 88円台へ向かいそうです。ただし、もう一度95円をためす可能性もあります。
 また、ユーロ・ドルは 4/1につけた1.35912がドル安値で 1.32台へ向けて下落中というところです。

為替は基本的に波動で動いていますので、ファンダメンタルはきっかけにすぎないことを知らしめたわけです。