未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 4月 17, 2010

SECのGS提訴に市場激震

 4/16 SECは過去 ゴールドマンサックスのCDO取引に不正があると提訴、1B$(約9500億円)の罰金支払い命令を受けるとのニュースがでてN.Y.ダウ125.91下落しました。 ヘッジファンド関係者は知るところで、損失見込みの機関のCDS,CDOの取引を持ちかけ手数料を稼ぐビジネスは過去のものかもしれませんが、SECの提訴ニュースはリスク回避要因となったことは事実です。
 これはきっかけにすぎないわけですが、為替では今後ともドルと円が買われていくことになっていくでしょう。ユーロドルは1.350にありますが1.330を目指し、ドル円は現在の92.71銭から 91円40銭を目指し、来週後半から連休前頃には91円割れもあるでしょう。
 過剰な流動性により世界的に株式市場は加熱ぎみですので少し冷やさないといけないのでしょう。