未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 5月 07, 2010

パニック相場 南欧およびフレデイ・マック

 ユーロの危機は世界的に株式市場の動揺、為替市場の混乱を招いていますが 基本的に 債権を除くコマーシャル・ぺーパー離れとなり、昨日はN.Y.株式で998ドル下落後 347ドル下落で引け3.2%下落となりました。
また、日経平均も400円を超える下落で前日に続き3.4%の下落となっています。
 ユーロドルは1.2517ドルまで、ドル円は88.01円まで ユーロドルはこれまでのユーロ安を加速、ドル円はドル安でトレンドの変化をもたらしました。
 いずれにしても 隠されている負債が国家レベルおよ欧州の銀行とFRBにあることが明らかになってきたにすぎません。フレディ・マックの約1兆円の支援要請をFRBが受けるには今後とも新たなる税の投入が必要であり、信用創造のための紙幣増刷によるインフレか、緊縮財政によるデフレか選択の余地はないようです。