未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 5月 20, 2010

冷静さを装うマーケット しかし

 世界中のマーケットは 金を除く商品、株式はベア相場へはいったようですが、今週のエコノミストや日経新聞を見ている限り、景気回復期待がいっぱいです。
 願望を書くのはいいのですが、5月連休中のシステム・トレードによるダウのフリーフォール、為替相場のフリーフォール を見れば、しろうと筋でも正常なマーケットではないということが判断できます。2008年 秋 金融法案 否決後の ダウ 777ドル下落というのがありましたが、今回のフリーフォールは 終わりの始まりであることを認識しなくてはなりません。
 ドイツ当局が 国債空売りの規制を決め、今のところ追随する国はありませんが明らかに先物金利上昇を防止するという狙いをだしたわけですが、マーケットを規制すればその影響は今後悪い方に増幅するでしょう。