未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 5月 21, 2010

烈しい動きをするマーケット

 昨夜のN.Y.市場で ドル円は急下降 ドル安となっています。一時 88.968円をつけた後 本日5/21 90.482まで戻していますが、88円をターゲットに動いています。
 円高ではなく 円キャリートレードの巻き戻しが起きており、円に対してドルが売られる状態が続いています。ちょうど2007年8月頃の動きに似ていますが、88円を抜けますと 次は 85円 その次は80円とドルが下落していきます。 リバトエーションが続くかぎり、ドル安円高で日経も下落が続くこととなります。
 すでに第二次金融危機が始まっていますので、今後実態経済への影響はさけられないところです。