未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 2月 11, 2011

人民元定期預金利率

春節明けに利上げをした中国当局ですが、現在 定期預金(HSBC)の利率は下記の通りです。
3ケ月  2.6%
6ケ月  2.8%
1年    3.0%

インフレと戦う中国当局(中国人民銀行)ですが、微妙なバランスで昨年秋以降0.25%ずつ利上げを繰り返しています。
 今後、いずれおとずれる世界通貨危機に対する準備は完了している中国当局です。ちまたにいわれる中国バブルの崩壊ですが、現在はまだまだバブルでなく ピークは4-10年後 2015-2020年頃ではないでしょうか。 ただし、金融資本主義を分析済みで警戒が強い中国当局は、外資銀行による通貨の代替商品である各種証券商品を流通させないかもしれません。