未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 6月 27, 2006

新興国ブームにかげり

このところのインド株など新興国への投資も(米国発?の)世界的な株安の影響を受けており新規投資に関してみると落ちついているようです。 ただし、BRISC諸国の経済成長が止まったわけではなく、米国経済のインフレ懸念から投資家が新興国への資金を引き上げたことによる影響で、過剰な期待部分が剥がれ落ちたという方が正しいかなと思っています。
さて、不安定な株式市場・商品市場に対して 不動産市場は安定しています。 米国の利上げが続くようであれば、米国の不動産市場が一時的に下落することも予想できますが、中国の不動産市場に影響がおよぶことはないと思われます。

資源・素材などのコストが上昇している中で長期的には世界的なインフレ懸念がもたれることから、投資先を選択してのぞみましょう。日本株も長期的には投資、インド・ベトナムなど新興国への株式投資も長期的にはいいでしょう、ただし、米国株は要注意です。また、為替は人民元への投資、不動産は人民元高期待で中国へ 。

次回からは 具体的な中国不動産投資の話題をしていくことします。