未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 3月 24, 2011

今週の動き

 福島第一原子力発電所は不安定で予断を許さない状況が続いていますが、命をかけて対応されている方々に敬服の念をいだかざるえません。
 また、なかなか報道されない放射線による2次汚染 被害ですが、多くの関東圏の国民が何も知らずにあまい基準の食物をこどもたち・妊婦が口にすることで5-10年後にたいへんな事態になることが懸念されます。 

 さて、月曜日 早朝は ファンド勢は予定通り 76円25銭で確定し、多くの為替デリバディブが80円割れで設定されていましたので日本の自治体、生命保険会社、大学 などが損失を確定させたはずです。 すぐには表にはでてきませんが、2009年以前に設定された80円ラインの第一ランドは修了しました。 協調介入もあり80円台に戻っていますのですぐに72円までいくことはありません。

月曜日, 3月 14, 2011

ディザスター・ジャパン

 筆者は3/11 14:38に都心のコーヒー・ショップでメールを送信しているとき揺れを感じそれが大きくなり、外にでたらまわりの地面がゆれだし、その後 ビルが倒れてきそうにゆれて恐怖を感じたので、震源地を確かめて食料を買い込み、ホテルを予約 待機しました。

 今回の巨大地震と津波の被害にあわれ亡くなられた方々お悔やみ申し上げます。また、避難生活を余儀なくされている方々がいっこくも早く暖かい食べ物と毛布・衣類がいきわたることを願っております。

また、福島原発の危機はCNNなどの海外メデイアが3/12の早くから指摘、現在日本のメデイアでも情報公開がなされるようになってきましたが予断を許せない状況が続いています。

 最後に、ドル円は、資金需要によりリバトリエーションで高くなる傾向がありますのでドル買いされている方は用心が必要です。

火曜日, 3月 08, 2011

スイスフランとスイス中央銀行

 スイスフランは避難通貨としての強みを発揮していますが、中央銀行は頭がいたいようです。 2009年秋には1ユーロ=1.5スイスフランで推移 その後 昨年12月 1.24スイスフランの最高値をつけて 現在 1.29近辺にあります。
 一方 ドルスイスフランは 昨年3月1.17台から現在0.93台と 円と同様 強いことがわかります。
 しかしながら、昨年 介入して損失をだしている中央銀行は スイスフランの強さに頭がいたいようです。もう介入することはできないのですが、ユーロ、ドルいずれにも 今後 まだ 高値を追いそうです。