未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 7月 21, 2012

ユーロドル、ユーロ円

昨夜7/20 NYマーケットでは ユーロドル 1.2144で、ユーロ円 95.35円でユーロ安  多くの関係者がスペイン危機(金利の上昇)でそうなったと解説していますが、それはきっかけにすぎません。 理由は他のことでいいわけです。  ユーロドルは東京、ロンドンマーケットで1.2277で上値を抑えられ 1.23-1.24でショートをいれていた投資家の期待を裏切りました。 1.2225のサポートを割ると目標の1.215に到達したわけです。 いったん、来週 1.223のレジスタンスまで戻っても、次の目標 1.210、1.20へとユーロ安となっていきます。 ユーロ円も同様ですので、ユーロを買っているミセスワタナベは降参するしかりません。
 要は、為替の世界を動かしているヘッジファンドに逆らってはいけないということです。ちなみに、プロはユーロ円のトレードはほとんどしていませんので、テクニカル通りには動かないようです。

土曜日, 7月 14, 2012

円ドル 膠着状態

多くの専門家も円安へ動くと言わなくなって、3月頃の円高終焉ムードは何だったでしょうかと思われますが、外債を買ってもらいたい金融関係、為替手数料で稼いでいる銀行関係にとっては成功だったのかもしれません。 あるいは、本当に円高が終わったと分析していてたとすると、お付き合いはやめたほうがいいと思います。

 さて、79.06円で止まった金曜日のNYでしたが、79円には市場関係者には警戒感があるのも確かです。金曜日のNY市場では、ユーロドルで中央銀行による国債購入で一時的なユーロ高が演出されましたが、ボラタリーが大きいユーロドルは難しくショート勢はかなりロスカットにあいました。
  筆者は、月曜日 1.2265までで止まって今後1.20を目指すと見ています。テクニカル的には、1.2265を抜けたら1.2365まで戻る可能性もありますが、ダウントレンド継続で1.225前後でショートが大量にはいっているようです。
 また、ユーロ円は6/2の95.58をいつ更新するかというところです。