未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 4月 28, 2009

GDP -3.3% ?

 内閣府の08年GDP見通しですが-3.3%と落ち着かせたようです。
厳しい見方のIMF見通しとは隔たりがあり、1-3月期 速報がでる5月中旬まではこの数字が一人歩きしそうです。
 3月までの東京株式市場をみますと、今後ともの日本経済の落ち込みを予測したものですが、財投により底割れは防いだものです。 対策を打っていなければ GDPで400兆円台 下の方へ落ち込むところを、470-80兆円レベルで持ちこたえさせるとうのが 今回の経済危機景気対策 となります。
 ただし、これは延命策となりますので2012年くらいまでには息切れして 東京株式市場も 落ち込んでいくものと予想されます。
 ドル円は95-100円のレンジ相場が続いていますが、95円を割るかどうか と 102円の突破 が 今後の注目点です。

香港から見た日本と香港ドル

 デジカメ、液晶テレビ゙など デジタル製品の強い日本はまだまだ強いと写っているようです。 金融機関の方と会話した感想ですが、日本の輸出企業の売上げ・利益の落ち込みは 一般には浸透していないのが実態です。彼らが 一番 心配しているのが、USドルの下落にあります。 ドルにペッグしている香港ドルですが、USドルを買い支えるため どうしてもインフレぎみになってしまいます。 輸出立国であればいいのですが、金融と不動産で支えられている香港では USドルの動向は死活問題となってしまいます。
 ただし、香港政庁は公式には ドルペッグ制度の制度改善については何も触れていないというのが 意地悪な質問に対するへんとうでした。 
 一般論では、人民元の方が強くなった香港ドルですから、いずれ制度改革があると思われています。

木曜日, 4月 16, 2009

N.Y. レポート その3

N.Y. レポート その3をお届けします。
125丁目を歩いているのは Black African American で 昔は近づきにくかったハーレムは 再開発により観光客でも歩けるようになっています。ただし、音楽好きだったり の わけありの人々だったりすすわけです。日本でもゴスペル・ブームで ガイドつきのツアーで協会へ行ったりする方々が多いようです。
ファッションは パープル、ホワイト、ブラックなどが多く 黒人向けの品揃えとなっています。
 昔ながらの店はシャッターが閉まって閉店してしまった店舗が多いのが印象です。陽気な人々が多いので表通りだけでも歩くと多面的なアメリカ文化を覗き見できます。

水曜日, 4月 15, 2009

N.Y. レポート その2

N.Y.C. ソーホ地区は 芸術家の街として知られていますが、今や 大型店やブランド・ショップの集積する街として変貌しています。 そういう中 日本にも進出を始めたカジュアルなH&M SOHO店は、おしゃれなブラック・アフリカン・アメリカンがお客の中心です。 品揃えは他のお店と違って原色系が多いのも特徴で、10$から30$台の洋服がその中心です。 製造地は トルコ、バングラデッシュがその中心で いまや中国がその製造地ではありません。
 ブッラック・アメリカンに混じって 日本人GALがたくさんの洋服を手に持ってはしゃいでいたのが印象的でした。

N.Y. レポート

 現在 N.Y.C.に滞在しています。街中の様子は、観光客でごったかえすいつもの市内ですが、Wall Streetは 観光客で 多く( 多くはアメリカ国内からの) N.Y.証券取引所は 記念写真撮影の場所として
にぎわっています。 ちなみに、金融危機後の国民の怒り対応で ロープが張られていていたりなど緊張感があります。また、家を失った人々はシェルターにいるため街中で見かけることはめったにありません。(2日間でダウンタウンで1人、アップタウンで1人 計2人に出会いましたが)

また、オバマ大統領は 4/15 ジョージタウン大学で 金融危機、リセッションの原因および政府の対応について講演 はっきりと AIGを例にあげてWall Streetの問題を スピーチしています。ただし、その核心には触れていませんが 国民への理解を求めるには充分な内容です。

木曜日, 4月 02, 2009

ベトナム株式市場 サコムバンクに売り物現れる

 ベトナム株式市場は、金融株は外国人枠30%と制限されている中、サコムバンク(STB)に外国人から売りがでております。30万株と大量ではありませんので、機関投資家ではなさそうです。
 さて、今まではブルーチップ銘柄で銀行株はなかなか買えませんので すぐ買いがありました。
市場の見方ですが 世界的なデフレ経済が続くと見た場合は ブルーチップ銘柄といえども買えませんが、インフレが来ると見た場合は買いです。
 業績はよく、金融危機の影響を受けないベトナム株式市場の銘柄であれば、デフレでもインフレでも長期10年以上で買いと見ています。